どうも!登山ウェアはパタゴニアで統一しているロクロクです。
パタゴニアの定番レインウェア「トレントシェル3L・ジャケット」を購入しようと、店頭に向かったロクロク。
しかし実際に購入したのは「グラナイトクレストジャケット」でした。
なぜ「トレントシェル3L・ジャケット」でなく「グラナイトクレストジャケット」を購入したのか?
それは以下のポイントがあったからです。
- 最近出た新作のレインウェア
→周りと被らない! - 胸ポケットがあって収納性が高い
→バックパックから取り出す手間が減る! - 滑らかなで動きやすい着心地
→登山活動がしやすい! - よりトレッキング向きの機能性
→本格的に登山にハマっても使える!
この記事では、各ポイントを詳しく紹介しています。
今後のパタゴニアレインウェアの定番になりえる「グラナイトクレストジャケット」。
気になっている人はぜひチェックしてください!
アウトドア雑誌PEAKSの2023年4月号の表紙に載って取り上げられてるよ!
これから流行りそうな予感!
パタゴニア グラナイトクレストジャケットの商品概要
「グラナイトクレストジャケット」はパタゴニアより販売されているレインウェア(防水ハードシェル・ジャケット)です。
販売は2022年春夏シーズンからで、パタゴニアのレインウェアの中では新作のモデルになります。
雨天のような悪天候の環境でも、快適に活動できるようパタゴニアの技術がたくさん詰まった作りになっています。
またパタゴニアのレインウェアの中でも先駆けて、非フッ素化されたH2No素材を採用した商品です。
作りや素材については、以下の特徴・スペックの項目で詳しく紹介していきます。
メンズ・レディースともに展開されていて、メンズのカラーは9色、サイズはXS〜XXL。(2023/03/22時点)
レディースのカラーは7色展開となっていて、サイズはXXS〜XLです。(2023/03/22時点)
今回はメンズのMulch Brownという茶色系のカラーでSサイズを購入しました。
パタゴニア グラナイトクレストジャケットの特徴・スペック
「グラナイトクレストジャケット」の特徴・スペックについて紹介していきます。
大きな特徴・スペックは次の4点です。
- 漁網を再利用したリサイクルナイロン生地
- ウエストベルトに対応する配置のポケットとポケッタブルな胸ポケット
- 水の侵入を防ぐ止水ジッパー
- ヘルメットに対応しているフード
それぞれ詳しく紹介していきます。
最後には「トレントシェル3L・ジャケット」との比較もしているので、要チェックです!
漁網を再利用したリサイクルナイロン生地
「グラナイトクレストジャケット」の生地には、使用済みの漁網を100%リサイクルしたネットプラスナイロンが使われています。
そのため海のプラスチック汚染の削減に貢献できる商品です。
環境にやさしいだけでなく、元は漁網に使われていた素材なので強度があります。
またリップストップになっているため、裂け目が広がることなくより強度のある生地になっています。
防水機能面では3層構造で、防水素材にはパタゴニアのH₂Noが使われています。
なので防水機能が長持ちし、肌に触れる層にはジャージー素材が使われているので肌当たりがよく、着心地も滑らかです。
ウエストベルトに対応する配置のポケットとポケッタブルな胸ポケット
「グラナイトクレストジャケット」のハンドポケットは少し高めの位置に配置されています。
そのため登山リュックによくあるウエストベルトをしたときに、ポケットが塞がれないようになっています。
登山時にウエストベルトをしていても、ハンドポケットに入れている荷物をスムーズに出し入れできます。
ハンドポケットを開けるためにいちいちウエストベルトを外す手間がかからず快適です。
また「グラナイトクレストジャケット」には胸ポケットが付いています。
収納サイズは大きめで、サングラスやスマートフォン、お財布などいろいろと入れておけるので便利。
折りたたみ傘やペットボトルも収納できます。
さらにポケッタブルにも対応しています。
水の侵入を防ぐ止水ジッパー
「グラナイトクレストジャケット」のフロントジッパーと胸ポケットのジッパーは防水の止水ジッパーになっています。
そのため前から降ってくるような横雨であっても十分に水の侵入を防いでくれます。
ジッパーから水が侵入することがないので、濡れたり湿気を帯びたりすることがありません。
これにより、衣服内部の乾燥を保ち、快適な状態を維持することができます。
ヘルメットに対応しているフード
「グラナイトクレストジャケット」のフードは、ヘルメットを装着したままでも被ることができる設計になっています。
これは本格的な登山時に落石から頭を守るために必要なヘルメットを被ることがある場合でも、安心して使えるということです。
さらに、ヘルメットに対応しているフードは、ヘルメットを被らない場合でもメリットがあります。
ヘルメットの上から被ることができる大きめの作りになっているため、頭部周りをしっかりと覆うことができ、風や雨の侵入を防止することができます。
そのため、防風性・防水性に優れたフードとなっています。
なので「グラナイトクレストジャケット」のフードは、安全かつ快適な登山をサポートしてくれます。
トレントシェル3L・ジャケットとの比較
「グラナイトクレストジャケット」の特徴・スペックについて紹介してきました。
最後に「トレントシェル3L・ジャケット」と特徴・スペックの比較を紹介します。
グラナイトクレストジャケットとトレントシェル3L・ジャケットの比較表
メンズ・グラナイトクレストジャケット | メンズ・トレントシェル3L・ジャケット | |
---|---|---|
防水素材 | PFCフリーDWR加工 | H2No採用の3層構造PFCフリーDWR加工 | H2No採用の3層構造
生地 | ・ネットプラス ・ポストコンシューマーリサイクル ・ナイロン100% のリップストップ ジャージーの裏打ち | 3オンス・30デニール3.5オンス・50デニール ・エコニール・リサイクル ・ナイロン100% のリップストップ トリコットの裏打ち |
フロントジッパー | 止水ジッパー | フラップ付きジッパー |
ポケット | ハンドポケット2つ+胸ポケット1つ | ハンドポケット2つ |
ポケッタブル | 胸ポケットに収納 | 左ハンドポケットに収納 |
フード | ヘルメット対応 収納機能なし | 収納機能あり | ヘルメット非対応
ドローコード | ポケット内から調節可能 | 裾の左右にあり |
ベンチレーション | ピットジッパー(脇下) | ピットジッパー(脇下) |
重量 | 400g | 400g |
価格 | 33,000円 | 25,300円 |
patagonia 公式サイト | 見てみる | 見てみる |
「グラナイトクレストジャケット」は全体的に、「トレントシェル3L・ジャケット」をより登山向けに強化したスペックになっています。
生地の厚みは「トレントシェル3L・ジャケット」が3.5オンス・50デニールとなっています。
そのため耐久性は劣るのでは?と思われるかもしれません。
しかし生地にネットプラスが使われているため、耐久性についても劣ることはありません。
裾を絞ることができるドローコードはポケット内から調節可能になっていて、細かいところも強化されています。
ただ価格は「トレントシェル3L・ジャケット」のほうが7700円分安いです。
パタゴニア グラナイトクレストジャケットのサイズ感
ここではメンズSサイズの「グラナイトクレストジャケット」のサイズ感について紹介していきます。
Sサイズの実際のサイズを測定
今回購入したメンズSサイズの実際のサイズを測定していきます。
公式サイトのサイズ表は以下のようになっています。
サイズ | 身幅 | 身丈 | 裄丈 |
---|---|---|---|
XS | 54 | 74 | 88 |
S | 56 | 76 | 90 |
M | 60 | 79 | 93 |
L | 65 | 81 | 95 |
XL | 69 | 84 | 98 |
XXL | 72 | 86 | 100 |
まずは身幅を測定します。
実際の身幅の値は約53cmでした。
公式の値よりも少し小さめの結果になりました。
次に身丈を測定。
実際の身丈の値も約76cmでした。
身丈は公式サイトの値と同じでした。
首元(肩上)から測定した場合は、約72cmでした。
最後に裄丈を測定していきます。
裄丈も公式サイトと同じ約90cmでした。
アメリカ規格なので、少し袖が長いように思えますが、マジックテープで調整できるのでご心配なく。
それでも気になる人はパタゴニア公式の袖詰めを利用しよう!
ちなみに重量も測定してみました。
公式サイトでは400gとなっていましたが、Sサイズだと重量は385gでした。
着てみたサイズ感
では次に、実際に着てみたときの様子を撮影しましたので、ご覧ください。
身長は163cm、体重は61kgだよ!
参考にしてね。
袖がかなり長いので、たいぶ余ってしまっている印象を受けます。
余り過ぎて、シワがよってしまっていますね。
身幅と丈感については丁度いい感じでした。
撮影時、中はTシャツ一枚ですが、フリースなど中間着を着ても余裕がある感じです。
レインウェアは一番上に着ることになるので、少し大きめでも大丈夫かと思います。
パタゴニア グラナイトクレストジャケットの良かった点・悪かった点
ここからは実際に「グラナイトクレストジャケット」を使ってみて感じた良い点・悪い点を紹介していきます。
- 脇下のベンチレーションは閉めにくい
- ポケッタブルの収納がしにくい
悪かった点:脇下のベンチレーションは閉めにくい
使ってみて「脇下のベンチレーションは閉めにくい」と感じました。
というのもベンチレーションのジッパーが硬めになっていて、開閉口が広がったままだとなかなか閉まっていきません。
結構苦戦してるね笑
そのため、ジッパーが閉まりやすいように、開閉口が近づいた状態を維持しつつ、閉めていかなければいけません。
それには腕を上に真っ直ぐに挙げて、なるべく生地をピンッと張った状態に工夫する必要があり、片手では難しいです。
この開け閉めの動作は通常時であればそこまで気になりません。
しかし登山などの活動中に行うにはストレスになります。
ただ開けるときについては、ジッパーが2つ付いていて紐も付いているので、掴みやすく開けやすいです。
またジッパーの位置を調整することで、ベンチレーションの位置や大きさを調整できるのは嬉しいポイントです。
悪かった点:ポケッタブルの収納がしにくい
「グラナイトクレストジャケット」は胸ポケットにジャケット本体を収納できるポケッタブル仕様です。
使用前は胸ポケットは大きめの作りなので、収納しやすいかと思いました。
しかし意外とパンパンの状態になるので、チャックを閉め切るのに手こずります。
またジャケットがしっかりとした作りになっているので、胸ポケットに押し込んでいくのに力が必要です。
通常時であれば問題ありませんが、登山中に収納に時間がかかるのは、嬉しくありません。
ただ一度収納してしまえば、両手ぐらいのサイズになって、カラナビが付いています。
小さくなって携帯しやすいのは、ありがたい点!
次に使ってみて良かった点を紹介していきます。
- 頭部と首周りをしっかりと覆うことができる
- しなやかな生地で動きやすい
- 開閉しやすいフロントジップ
良かった点:頭部と首周りをしっかりと覆うことができる
「グラナイトクレストジャケット」の頭部と首周りのカバー性能は優秀です。
特徴・スペックの項目で紹介したように、フードがヘルメットに対応しているため、大きめの作りになっています。
頭をすっぽりとカバーしてくれるので、頭部が濡れることはありません。
またフードの大きさ調整の方法が2通りあるので、どんな頭でもフィットするように調整できます。
視界を邪魔しないように隙間を確保しつつ、頭部を濡れないようにできるこのフードはとても優秀で、気に入っています。
目の周り以外はほとんどカバーできる!
さらにフードだけでなく、「グラナイトクレストジャケット」の首周りも少し大きめに作られています。
そのおかげで首周り・口周りもしっかりとカバーしてくれます。
フードを使わないときでも首周り・口周りをカバーできるので、風が強いときにウィンドブレーカーとしても活躍してくれます。
良かった点:しなやかな生地で動きやすい
しなやかな生地で動きやすい点は「トレントシェル3L・ジャケット」ではなく、「グラナイトクレストジャケット」を購入した点の一つです。
両方試着してみましたが、「トレントシェル3L・ジャケット」は生地が硬いのか、ゴワゴワ・パリパリしている印象。
そのため脱ぎ着がしにくく、着た後も動きにくく感じました。
比べて「グラナイトクレストジャケット」は生地がしなやかで、袖通しがしやすく脱ぎ着が簡単でした。
着た後も身体が動かしやすく、ストレスを感じませんでした。
登山中にも着てみましたが、動きの邪魔に感じることはなく快適な活動ができました。
登山は身体全体を動かすことになるから、動きやすいのは重要なポイントだね!
良かった点:開閉しやすいフロントジップ
こちらも「トレントシェル3L・ジャケット」と比較して良かったと感じた点です。
「トレントシェル3L・ジャケット」のフロントジップは止水ジッパーになっていません。
そのため防水性を高めるため、ジッパーを覆い隠すようにフラップが用意されています。
防水性を高める点でフラップは優秀ですが、ジッパーが隠れる形になるので、フラップが邪魔をして開閉がしにくかったです。
またパタゴニアはアメリカ規格になっているため、右側からフラップが覆い被さる形になっています。
日本の場合、男性の服は左側が上になっているのが一般的なので、違和感を感じました。
それに比べて「グラナイトクレストジャケット」のフロントジップは止水ジッパーです。
そのため表側にフラップは付いていません。
裏側にはフラップが付いてるよ!
ジッパーが隠れることはないので、掴みやすく、左右どちらが手前ということがないので違和感もなく開閉しやすいです。
生地を巻き込むこともなく、スムーズに開け閉めできる!
まとめ|グラナイトクレストジャケットは今後のパタゴニアレインウェアの新定番!
今回はパタゴニアの新作レインウェア「グラナイトクレストジャケット」について紹介しました。
改めて定番レインウェアの「トレントシェル3L・ジャケット」でなく、「グラナイトクレストジャケット」を購入したポイントを紹介します。
- 最近出た新作のレインウェア
→周りと被らない! - 胸ポケットがあって収納性が高い
→バックパックから取り出す手間が減る! - 滑らかなで動きやすい着心地
→登山活動がしやすい! - よりトレッキング向きの機能性
→本格的に登山にハマっても使える!
グラナイトクレストジャケットとトレントシェル3L・ジャケットの比較表
メンズ・グラナイトクレストジャケット | メンズ・トレントシェル3L・ジャケット | |
---|---|---|
防水素材 | PFCフリーDWR加工 | H2No採用の3層構造PFCフリーDWR加工 | H2No採用の3層構造
生地 | ・ネットプラス ・ポストコンシューマーリサイクル ・ナイロン100% のリップストップ ジャージーの裏打ち | 3オンス・30デニール3.5オンス・50デニール ・エコニール・リサイクル ・ナイロン100% のリップストップ トリコットの裏打ち |
フロントジッパー | 止水ジッパー | フラップ付きジッパー |
ポケット | ハンドポケット2つ+胸ポケット1つ | ハンドポケット2つ |
ポケッタブル | 胸ポケットに収納 | 左ハンドポケットに収納 |
フード | ヘルメット対応 収納機能なし | 収納機能あり | ヘルメット非対応
ドローコード | ポケット内から調節可能 | 裾の左右にあり |
ベンチレーション | ピットジッパー(脇下) | ピットジッパー(脇下) |
重量 | 400g | 400g |
価格 | 33,000円 | 25,300円 |
patagonia 公式サイト | 見てみる | 見てみる |
実際に使ってみた後でも、上記のポイントは間違えありませんでした。
レビューをしてみて、「グラナイトクレストジャケット」は定番レインウェアの「トレントシェル3L・ジャケット」を順当にレベルアップさせた商品だと改めて思いました。
「トレントシェル3L・ジャケット」よりも、さらに機能性が強化された「グラナイトクレストジャケット」。
今後パタゴニアのレインウェアとして新定番になること間違えありません!
「グラナイトクレストジャケット」でより快適な登山を楽しみましょう!!
ロクロク的には周りの人と被らないのが、割と重要ポイント笑
「グラナイトクレストジャケット」が紹介されている雑誌もおすすめです。